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妊娠したら仕事は続ける?報告のタイミングなどは?

妊娠したら仕事は続ける?報告のタイミングなどは?

働く女性が妊娠すると、まず考えるのは仕事を続けるか辞めるかということではないでしょうか。そして、続けるにしても辞めるにしても、この先どのような段取りを踏めばよいのか不安になることもあるでしょう。 そこで今回は、妊娠したことを仕事場に報告するタイミングや産休に入るタイミング、辞めるタイミングについて、先輩ママの口コミも含めながらご紹介します。

1. 妊娠したら仕事を続けるべき?辞めるべき?

仕事をしている女性が妊娠すると、まず気になるのが今後仕事をどうするかという問題ではないでしょうか。最近では妊娠したからといって仕事が続けられなくなる職場は少なくなっており、かかりつけ医から絶対安静などの指示が出ていなければ妊婦さん自身が続けるか辞めるかを決められますね。

妊娠初期には、今まで体調を崩すことがなかったような人でもつわりが重い体がだるいなどの症状が現れます。それぞれの体調と相談しながら決めたいですね。

ここで、先輩ママがどのような理由で仕事を続けるようにしたのか、もしくはどのような理由で辞める決断をしたのか、口コミを見ておきましょう。 

・先輩ママが妊娠後も仕事を続けた理由

「職場の福利厚生がしっかりしており、同じような条件の会社へは再就職が難しいと考え辞めませんでした。職場の人たちも続けている人が多かったので、体調不良の理解も得やすく続けられました」

 「好きなことを仕事にしていたので、仕事はずっと続けるつもりでいました。幸いつわりも初期のころに少しの期間続いたくらいで終わり、体を動かす仕事ではなかったので予定通り続けました」 

「姉のつわりがひどく、とてもつらそうな姿を見ていたので、私は妊娠後の体調次第で仕事を続けるか辞めるかを決めようと思っていました。私もつわりがひどく嘔吐を繰り返していましたが、ひどい日は休ませてもらい、口に含むとラクになる氷を持参して仕事を続けました。私の場合、妊娠6週~妊娠13週と比較的短い期間で済んだので続けられました」

妊娠後も仕事を続けた先輩ママたちの口コミを見てみると、働く環境や職場の理解が影響しているようです。 

・先輩ママが妊娠後に仕事を辞めた理由

「夫が転勤族のため、いずれにしても長くは続けられないと思っていました。妊娠を機に夫と話し合い、このタイミングで辞めることにしました」 

「夜勤があるため、妊娠期を乗り越えても産後の復職は難しいと考え辞めました」 

「ひどいつわりから始まり、切迫流産の危険性もあったことから絶対安静になりました。休みを取って乗り越えることも考えましたが、とても体調がつらく、仕事を気にすることなくいったんゆっくりしようと思い辞めることにしました」

 仕事を辞めた先輩ママたちの口コミには、妊娠中の体調不良や出産後のことも考えて辞める決断をしたという口コミが多く見られました。

 2. 妊娠を職場に報告するタイミングはいつがいい?

妊娠したら仕事は続ける?報告のタイミングなどは?

妊娠したことが分かれば、職場には早く報告をして理解を得たいかもしれません。その一方で、安定期に入るまでは安心できないからと報告のタイミングを待つべきか悩むこともあるでしょう。 

・妊娠を職場に報告するのは安定期に入ってから?

一般的には安定期に入る妊娠12週目以降に妊娠報告をされる方が多いようです。けれど、つわりが酷く体調に大きなダメージを受けている人は安定期を待たず早めに報告をしているケースも。妊娠していることを伝えた方が自身も乗り越えやすく、周囲も配慮しやすいというメリットがあります。けれど、万が一流産となった場合はその報告もしなければいけなくなります。安定期に入る前に報告するべきか、安定期に入ってから報告するべきか、個々の体調などを考えしっかりと検討しましょう。 

・上司?同僚?誰から報告するのがベスト?

報告のタイミングと同時に、誰から報告するのがベストなのかも迷うかもしれません。妊娠は喜ばしいことですが、個人の理由で職場に迷惑がかからないよう、社会人としての配慮が必要な場面でもあります。
妊娠の報告はまず、直属の上司にしましょう。報告の際には妊娠していること以外に、妊娠週数や出産予定日なども伝え、職場の人員調整や引継ぎなどで迷惑がかからないよう気をつけられるとよいですね。また、同僚への報告はどのタイミングが良いのか、この点も上司と相談すると良いかもしれません。妊娠は妊婦さんにとって嬉しい報告ではありますが、職場にはさまざまな悩みを抱えている人もいます。妊娠報告に対して複雑な心情の人もいるかもしれないということを忘れずに、落ち着いて報告できるとよいですね。
妊娠報告に関する口コミを見てみましょう。 

「妊娠報告はまず直属の上司にし、人事や同僚へ報告するタイミングを伺いました。女性の多い職場なので、結婚や妊娠・出産はデリケートな話題でもあります。騒ぎ立てず、さらっと報告するよう心掛けました」 

「親しい同僚は友人でもあるので一人にだけまず報告し、上司に伝えるまで他の人には内緒にしてもらいました。上司から、産休についての案内や人事部への案内をしてもらいました」 

3. 妊娠したらいつまで仕事を続けられる?産休のタイミングは?

妊娠したら仕事は続ける?報告のタイミングなどは?

妊娠後も仕事を続けると決めたら、いつまで続けられるのでしょうか。一般的に呼ばれている「産休」には、「産前休業」と「産後休業」があります。産前休業は出産予定日の6週間前(多胎妊娠は14週間前)から、産後休業は出産した日の翌日から8週間となります。
産前休業は妊婦さんが自身の体調などを考慮して申請すれば取得できる休暇です。ですから、出産予定日の6週間前から産前休業を取得する人もいれば、出産予定日4週間前から取得する人もいます。中には産前休業を取らない人も。
里帰り出産を予定しているなどの理由から、6週間よりも前にお休みに入る場合は有給休暇を使うことになります。ここで、先輩ママの口コミを見てみましょう。 

「上司に妊娠報告をした際に出産予定日を伝え、産休に入るタイミングを相談しました。職場の人たちは出産予定日の6週間前から取得している人が多いということだったので、私も6週間前からお休みをいただくことにしました」 

「一人目の出産で不安もあったため、早めに里帰りをすることにしました。上司と相談し、有休休暇を14日使って出産予定日の8週間前からお休みに入らせてもらいました」 

「大きなお腹での電車通勤が辛かったので、有休休暇を使い出産予定日の7週間前からお休みに入らせてもらいました」 

以上のような口コミがありました。一般的には出産予定日の6週間前からが産前休業となりますが、体調や職場の環境、通勤手段などを考慮して各々のタイミングで休みに入られているようです。 

4. 妊娠したらいつまで仕事を続けられる?退職のタイミングは?

妊娠したら仕事は続ける?報告のタイミングなどは?

妊娠後、仕事を辞めると決めたらどのタイミングで退職するとよいでしょうか。
あらかじめ妊娠したら辞めると決めていた人は、妊娠報告のタイミングで退職の意思を伝えているようです。この場合、退職の時期は1カ月後の人もいれば、引継ぎ等を行い妊娠8カ月頃に退職という人もいるようです。
辞める意思はなかったけれど、体調不良で続けることができないという場合は体調をみながら、引継ぎ期間などを上司と相談し、退職時期を決めています。
また、出産にはお金も必要となります。体調面の問題をクリアできるなら、給付金などをもれなく受け取った後に退職するという口コミもありました。

まとめ:妊娠後はそれぞれの体調と相談しながら

妊娠したら仕事は続ける?報告のタイミングなどは?

妊娠後の体調はその時になってみないと分からないもの。一人目のときも二人目のときもつわりがほとんどなかったという人がいる一方で、一人目はラクだったのに二人目のときは食べられず入院になったという人も。それぞれの体調と相談しながら、仕事を続けるか辞めるかを判断したいですね。また、妊娠はデリケートな話題でもあるので、報告は周りへの配慮を忘れずおこないましょう。

 


二宮絵美 / Emi Ninomiya
ライター歴約5年。
アパレル販売・雑貨販売の経験や、生命保険会社での勤務経験もあり、それらの経験や知識を活かしさまざまなジャンルの記事を執筆中。中学生・小学生・園児の3人の母。

 

最終更新日:2025/04/01 11:11:56